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小さな幸せーこぼれ梅ー 200391

1,650円(本体1,500円、税150円)

定価 1,650円(本体1,500円、税150円)

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こぼれ梅
発行:2015/1/20
著者:藤井美代子 
判型:四六  ページ数:140
出版元:銀の鈴社
978-4-87786-391-3 C0095

亡き母の遺した宝物・エッセイ集。
長い間あくせくと暮らしてきたが、
人生も最終章に入った近頃、気力の衰えか、
ある種の諦めか、時間的に余裕が出来たせいか、自分が少し穏やかになったような気がする。
その為か極小さな現象にも目が向くようなって、ともすれば見過ごしがちなことにも感動して、美しいと思い、喜びと幸せを感じる。
(中略)
年々衰えてゆく感性を大切にして小さな幸せを見つけて今年も生きてゆこうと思う。
本文より

◆もくじ◆
・小さな幸せ ・こぼれ梅 ・めじろと蝉 ・苦学生、Y君 ・思い出の夏 ・金沢八景の夜景 ・神武寺道の桜 ・おはるさん ・秋二題 ・四つ葉のクローバー ・蜘蛛と芋虫 ・残心 ・目白の贈りもの ・「琵琶湖哀歌」によせて ・我が家の洗濯機 ・芝生の草々 ・凌霄かずら ・忘れ得ぬ思い出 ・京言葉 ・嬉しい贈りもの(地球儀) ・思い出のひと駒(昭和天皇) ・鉄塔 ・欅の受難 ・母子草 ・記念の日 ・白いベンチにて ・白い蝶 ・露草 ・梅干弁当 ・古きよき時代 ・鵜の瀬のお水送り ・芝生の歴史 ・別れ ・小さなワイシャツ店 ・ボルガの曳き舟人 ・大石天狗堂と信子さん ・梅二題 ・新しい生命の誕生に寄せて ・心に残る日 ・昭和初期のお正月 ・冬の木々 ・春隣 ・Old Black Joe ・ドラマ「おひさま」と私 ・おばあちゃん先生 ・海と桃 ・京のわらじや ・巨峰 ・木曽路 ・栗拾い ・再会 ・小鳥に想いを ・東京スカイツリーと私 ・ひと昔前のこと ・さくら〜さくら ・ドナウ河のさざ波 ・とろろそば ・七月に想う ・酒粕 ・時雨二題 初夏二題 新年二題

藤井美代子
1924年(大正13年)4月10日 京都市下京区にて誕生
1931年(昭和6年)4月 京都市立貞教尋常小学校 入学
1937年(昭和12年)3月 京都市立貞教尋常小学校 卒業
1937年(昭和12年)4月 京都府女子師範学校附属小学校高等科 入学
1939年(昭和14年)3月 京都府女子師範学校附属小学校高等科 卒業
1939年(昭和14年)4月 京都府女子師範学校 入学
1944年(昭和19年)3月 京都府女子師範学校 卒業
1944年(昭和19年)3月 京都府愛宕郡別所国民学校 赴任
1949年(昭和24年)3月 京都市立別所小学校 退職(愛宕郡の京都市編入により校名改称)
1951年(昭和26年)4月 藤井四郎と結婚し東京都新宿区へ転居
1953年(昭和28年)1月 長女出産
1954年(昭和29年)11月 長男出産
1972年(昭和46年) 横浜市金沢区へ転居
2013年(平成25年)7月5日 横浜南共済病院にて胃癌のため逝去 享年八十九歳

亡き母の遺した宝物・エッセイ集。
長い間あくせくと暮らしてきたが、
人生も最終章に入った近頃、気力の衰えか、
ある種の諦めか、時間的に余裕が出来たせいか、自分が少し穏やかになったような気がする。
その為か極小さな現象にも目が向くようなって、ともすれば見過ごしがちなことにも感動して、美しいと思い、喜びと幸せを感じる。
(中略)
年々衰えてゆく感性を大切にして小さな幸せを見つけて今年も生きてゆこうと思う。
本文より


藤井美代子さんのエッセイ『小さな幸せーこぼれ梅ー』が、NHKラジオで紹介されたそうです。

放送を聞いてご購入くださったという方からの愛読者カードで教えていただきました。

定点観測を思わせるほどの静かな日々。
日常の中に埋没している小さな幸せを、ひとつずつ味わう暮らし方。

お便りをくださった方も、藤井美代子さんの丁寧な暮らし方に感銘を受け、
早速今日から見習って生きていきますとしたためてくださいました。

本書は、お母様が生きた証にと、姉弟で遺された原稿をまとめられた本です。

公刊に踏み切った私たちの出版意図を、
素直に感じ取ってくださった方のお便りは、何よりの励みとなりました。

嬉しい春の一日でした。

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