川端文学への視界27 年報2012 200783
30余年にわたり、熱心な会員たちの研究活動の場となって今に至る。海外からも多くの会員参加があり、年間編集として地道に続けられている。
◆もくじ◆
● 追悼 羽鳥徹哉先生追悼文
羽鳥徹哉さん・・・川端香男里
羽鳥さんと学会の思い出・・・林武志
正しい人の正しき川端・川端文学研究の護法善神
羽鳥徹哉氏を悼む・・・竹内清清己
羽鳥先生追悼・・・田村充正・
心あたたかで親切だった 羽鳥徹哉先生・・・森本穫
羽鳥先生、ありがとうございました。・・・田村嘉勝
覇気と繊細さとー羽鳥徹哉先生追悼―・・・山田吉郎
羽鳥さんの仕事・・・森晴雄
羽鳥先生と「川端文学を読む会」・・・東弘毅
「「雪国」を読む」が授けてくれたもの・・・堀内京
葬儀記・・・佐藤翔哉・
羽鳥徹哉先生とのお別れ・・・西野真由美
作家になりたかった羽鳥さん・・・平山三男
● 論文
「金糸雀」はいかにつくられているか・・・佐々木 寛
「十六歳の日記」に残された〈西方寺〉
―「篝火」と「十六歳の日記」に読むー・・・金森範子
初期川端文学における時間の概念
―方法としての「空想」―・・・舘 健一
川端康成『舞姫』における「魔」の様相について
―占領、舞踊、そして「魔界」―・・・李 聖傑
同時代評から考える川端文学
―『雪国』の時代における「文芸時評」―・・・李 明喜
小説の時間―「ざくろ」と「笹舟」に触れてー・・・石井則夫
● 資料紹介
川端康成全集未収録文三編及び書簡二通・・・岡本和宜
川端康成全集未収録文
―水盛源一郎(水守三郎)『湖畔舞台』序等三篇―・・・深澤晴美
川端康成「生徒の肩に柩をのせて」について・・・宮云飴
● 川端康成文学碑
第十回 梶井基次郎碑と副碑 静岡県伊豆市湯ヶ島・・・高比良直美
● 書評
仁平政人著『川端康成の方法―二〇世紀モダニズムと
「日本」言説の構成―』・・・佐藤 翔哉
中嶋展子著『川端文学の「をさなごころ」と
「むすめごころ」―昭和八年を中心にー』・・・山田 吉郎
● 研究動向
川端康成研究展望二〇一一・一〜二〇一一・一二・・・福田淳子
川端康成研究文献目録(二〇〇九年)・・・田村 嘉勝
川端康成関係行事・刊行一覧(二〇一一年)・・・堀内 京
学会記録(平成二三年度)・・・佐藤 翔哉
編集後記:野末明・片山倫太郎
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