こもりうたのように-詩画集 美しい日本の12ヶ月- 200826
1月おめでとう元旦-迎春
2月しかられた日-旅の夕暮
3月三月の窓-雨あがり
4月はるのかくれんぼ-清韻
5月緑のなかで-暎
6月六月の色-雨の日
7月母なる惑星-蓮
8月ぼくのいなか-行雲帰鳥
9月どこかに秋が-初秋
10月きんもくせい-寂
11月あなたはだあれ-旅鳥
12月冬だから-玄冬
楽譜
はるのかくれんぼ(曲 甲賀一宏)
きんもくせい(曲 湯山 昭)
作品一覧
佐藤太清画伯と童謡詩人 雅子さん親子による、本格的な詩画集が誕生しました。
1月から12月まで、月ごとに移ろう日本の四季が流れる一冊。日本画とポエム。
それぞれはお互いを説明することなく、それぞれの季節を謳いあげています。
見開きで展開される季節の詩画は、みごとなハーモニーを醸し出して、この国で暮らすことの幸せをしみじみと感じさせてくれるでしょう。
かつて、朝日新聞の天声人語で読んだ真珠のミキモトさんの話。
それは、ミキモトさんでの真珠の目利き訓練、新人教育の話でした。
そこでは、毎日極上の真珠だけを黙々とみるのだそうです。
そうすることで、自然と良いものと悪いものとを見分けることができるようになると。
この忘れられない話は、本書誕生の目的でもあります。
本当に素晴らしい作品、本物との出会いは、スタート年齢を問いません。
むしろ、小さな頃から本物を知ることが、豊かな人生へと繋がっていくのです。
幼い子連れでの美術館巡りは、そうそうは叶いません。
この本で、本物を見極める目をゆっくり、しっかり育ててくださいね。
西野真由美
2011年6月30日 日本童謡賞の受賞式が催されました。市ヶ谷の私学会館にて。
佐藤雅子さんの『こもりうたのように』(小社の詩のえほん)が満場一致で選ばれた由。
選考過程のお話では新人賞は該当作無しながら、最後まで論議された3点 『きたのもりの シマフクロウ』宗美津子・『緑のふんすい』藤本美智子・『ただいまぁ』土屋律子 なんとすべて小社のジュニアポエムシリーズでした。
詩の出版社としての天命を感じて、このシリーズは続けております。
出版社にも感謝状の授与があり、光栄な一日でした。
『こもりうたのように』は2010国際ペンクラブ東京大会参加という主旨での出版でした。世界のなかの日本、美しい日本を表現したいと思う心が、父君の故・佐藤太清画伯の芸術「日本画」とのコラボレーションになって、湧いてきました。
はじめ、エッ?と著者の絶句がありましたが、結果好評でうれしいです。
子どもの真っ白いキャンパスにほんものの日本の美、日本のことば、色を吸収してほしいです。 編集長 柴崎俊子記
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