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シナモンロールにハチミツをかけて 200274

2,420円(本体2,200円、税220円)

定価 2,420円(本体2,200円、税220円)

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今、世界のダイバーたちに人気のトラック島。
その美しいミクロネシアの海底には日本軍の沈没船が今も眠っています。
この本は、ダイビングの神さまと愛されていた偉大なダイバー、キミオ・アイサックのものがたりです。
皇国教育を受けて育った軍国少年キミオは、目の前で、兄とも慕う日本兵たちが撃沈され沈んでいく、その時のことが忘れられません。
キミオは潜水技術を駆使し、命がけで戦友たちの遺骨を引きあげたり、深海の船に慰霊碑を設置したりと誠を尽くしました。
不言実行のその姿を心のバネに、著者はキミオと戦死者への追悼の記念碑を、キミオが設けた慰霊碑の横に手向けしたのでした。
本書は、戦後70年を期して20年余りの記録をまとめた一冊です。
ダイビングの縦軸に、戦争と愛を横軸に、熱い命のしぶきが飛び散ります。


太平洋で最も偉大なダイバーとボクたち、そして幸せな死別の物語
著者:岡田 昭夫 
判型:四六  ページ数:〜160含口絵16頁

出版元:銀の鈴社
978-4-87786-274-9 C0095


◆もくじ◆
・トロアス島―まえがきに代えて ・クチュアの海 ・A Frog Man(フロッグマン) ・太平洋で最も偉大なダイバー ・Boss(ボス) ・Fanannan(ファナンナン島) ・ササイ小隊長 ・トルモン山、再び ・万朶の桜 ・Old frog man(老フロッグマン) ・Table Coral(テーブルサンゴ) ・Wheel Chair(車椅子) ・大隈講堂の雪 ・コンクリートの感触 ・世界一甘いシナモンロール ・海の底の慰霊碑 ・Love is going on(愛は生き続ける) ・32kg ・夏の貿易風 ・記念碑沈め隊 ・Dive #400(400回目の潜水) ・Green Flash(グリーンフラッシュ) ・記念碑沈め隊出動 ・コンクリートの感触、再び・・・ ・マイカイ ・ネクロロジーに代えて ・再び、桟橋にて ・サン・ルイス・レイの橋ーあとがきに代えて

岡田昭夫:
1986年夏にスクーバ・ダイビングを習得。
1987年夏に初めてトラック島を訪ねる。
以来、トラック島をホームグランドに、ポナペ、コスラエ、ヤップ、マーシャル諸島、モルディブ、セーシェル、赤道以南の太平洋の各島嶼地域等の各地の海中を経験。
1993年以降、東京医科大学、早稲田大学、一橋大学、明治大学等で医事法学、情報教育の授業を担当している。授業の底流では常に「人と繋がることの重要性」を強調している。法学博士(早稲田大学)

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今、世界のダイバーたちに人気のトラック島。
その美しいミクロネシアの海底には日本軍の沈没船が今も眠っています。

本書は、戦後70年を期に20年余りの記録をまとめた一冊で、ダイビングの神さまと愛されていた偉大なダイバー、キミオ・アイサックと著者との実話体験です。
キミオとの永遠の別れに慟哭した著者の、鎮魂の書でもあります。
皇国教育を受けて育った軍国少年キミオは、目の前で、兄とも慕う日本兵たちが撃沈され沈んでいく、その時のことが忘れられません。
キミオは潜水技術を駆使し、命がけで戦友たちの遺骨を引きあげたり、深海の船に慰霊碑を設置したりと誠を尽くしました。
不言実行のその姿を心のバネに、著者はキミオと戦死者への追悼の記念碑を、キミオが設けた慰霊碑の横に手向けたのでした。
ダイビングを縦軸に、戦争と愛を横軸に、熱い命のしぶきが飛び散ります。

熱血教師として大学で学生たちに人気の著者が贈る本書は、満載の写真と事実の裏付けで、読者の胸に迫ります。
人生の縁を感じ考えさせられる本です。

代表取締役 西野真由美

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