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花のなかの先生 200093

1,282円(本体1,165円、税117円)

定価 1,282円(本体1,165円、税117円)

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柏木惠美子詩集
ジュニアポエム 93 〜こどもからおとなまで〜
発行:'93.11
著者:柏木 惠美子 
画家:武田 淑子
判型:A5  ページ数:96
出版元:銀の鈴社
発売元:銀の鈴社
ISBN978-4-87786-093-6
日本図書館協会選定 


◆もくじ◆クスを見に・冬のふじだな・若いつる・こもれび・スズメ・セキレイ・ユリカモメ・春の潮・ちょう・てんとう虫・ほたる・みのむし・花のなかの先生・おじいちゃんとスイカ・かあさん・神父さま


「この詩集を“花のなかの先生”に捧げます」
あとがきの冒頭のことばです。
詩人・宮田滋子さんが小学二年生だった頃は日中戦争の真っ只中。担任は若い男の先生でした。
当時、若い男性は士官学校等に進むか、召集令状を待つか、選択肢はその二つだったそうです。そして、たった一学期の通知表に端正な字を残されたまま、出征され、戦後まもなく、25歳という若さでソ連収容所で亡くなられました。

土手の草むらに咲くヒルガオ、夜空の中に消えてゆくホタル、地面を必死になってついばんで虫を食べる子スズメたち。本詩集はどこまでも平和で、美しい情景に満ち溢れています。
日本の地を踏むことなく亡くなった恩師へ捧げる詩人の想いに涙してしまいます。そして、自由に生き方を選べ、自然を思いっきり感じられる今を大切に生きたいと思いました。

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