お・く・り・も・の
著者:安孫子 ミチ
画家:よしだ ちなつ
出版社:銀の鈴社
判型:四六
ページ数:92
ISBN:978-4-86618-094-6 C8793
◆もくじ◆
・二そくの ながくつした
・ポポの光
・山のつりばし
・黄色の毛糸玉
おくりものが届きました。
優しい気持ちが詰まった4つの物語です。
一つ目は『二そくの ながくつした』
二つ目は『ポポの光』
三つ目は『山のつりばし』
四つ目は『黄色の毛糸玉』
あなたが最近贈って喜ばれたものは何ですか。
贈られて嬉しかったものは何ですか。
とっておきの「おくりもの」の思い出は何ですか・・・四季折々に届けたいよっつの小さな物語。
安孫子 ミチ(あびこ みち)
福島大学学芸学部卒
日本児童文芸家協会会員
よしだ ちなつ(吉田 千夏)
横浜美術学院にて基礎デッサンを学ぶ
詩集『野原くん』(銀の鈴社)の表紙絵を手がける他、「日本児童文学」(日本児童文学者協会機関誌)などに挿絵を描く
<新刊モニターの感想>
おくりものが届きました。優しい気持ちが詰まった4つの物語です。
一つ目は『二そくの ながくつした』
キリンのおばさんは、お隣のゾウさんの家に赤ちゃんが生まれた事が嬉しくてたまりません。早速お祝いに持って行ったのは、キリンさん用の靴下です。どうなるの? でもビックリ、ゾウのお父さん、お母さんは、靴下を次々と大変身させちゃうんです。なんて賢いんでしょう! そして ゾウの赤ちゃんの可愛いこと。みんな嬉しい、嬉しいお話。
二つ目は『ポポの光』
短いがキレの良いお話。さりげなく読んであげてほしいと思う。つきみそうの美しさと喜びが、ホタルのポポに託された儚さを際立たせます。
三つ目は『黄色の毛糸玉』
世界は何でできてるの? と聞かれたら、お日さまのひかりよ、と答えたい。コケコッコ氏とコケコッコ夫人は、お日さまが垂らしてくれた毛糸にビックリしたに違いない。何てことでしょう! でも急がなきゃ!お日さまを転がしながら必死に編み続ける夫婦の真剣さ! 最後は一緒にバンザーイと叫びたい。
四つ目は『山のつりばし』
とんがり山とどんぐり山をつなぐ、丸太のつりばしさんは、今日も、みんなを渡しながら優しく声をかけます。つりばしさんの声が聞こえたら、本当にとっても嬉しいのだけれど。(じゃんけんほたる・60代)
あなたが最近贈って喜ばれたものは何ですか。贈られて嬉しかったものは何ですか。とっておきの贈り物の思い出は何ですか・・・・・四季折々に届けたい四つの小さな贈り物の物語。(若林美恵子)
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