赤い車
定価 1,728円(本体1,600円、税128円)
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ジュニアポエム 281
発行:2018/06/26
著者:川越 文子 
画家:福田 岩緒
判型:A5  ページ数:104
出版元:銀の鈴社
978-4-86618-046-5 C8092 ¥1600E


◆もくじ◆
伸びをする 春
・春 ・君が好き ・仕事 ・だれの声 ・やくそくをした ・春の日 ・ふしぎだ ・乗せている

哲学する 夏
・五月 ・未来 ・迸る ・樹 ・初めて ・雨粒 ・どうしても ・「よっ!」 ・哲学

迷い込んだ 秋
・小道 ・夢 ・こわごわ ・願い ・いてくれますように ・大きい ・追う ・錦 ・転校

雪景色の里を走る 冬
・赤い車が走る ・誇らしげ ・ふと ・じまん ・会話 ・知らぬまに ・いのちという

走りつづける
・走り抜けてきた ・別れ ・ひとりでは ・一切が ・生き方 ・奥に ・風に訊く


全部の詩に赤い車が登場しますが、これらの最初の一篇が書けたのは2006年秋でした。
育児真っ最中の母親が運転する赤い車を、迎えたり見送ったりして励ましているうちに、その車がごく自然に詩になって出てきたのです。
でも、その「赤い車」をもっと続けようと意識した詩作ではなかったのですが、それから後十年ものあいた、赤い車は不定期に、様々な赤い車になって目の前に走り出てきました。

十年の間には、いろいろなことがありました。その度に、心の奥深くに閉じ込めていた想いが赤い車に託され詩となって溢れでてきている、そんな感じです。
例えば、夏の章の一篇「どうしても」が生まれたときの、そのノートの日付を見つめていたときに、思いだした当時の心境。
それは私が、「あきらめの安らぎ」を手に入れたときの詩でした。しぶしぶのあきらめではなく、納得のあきらめです。そうして、手に入らないものを求めるより、今あるものに感謝しようと、気持ちが穏やかになれたのでした。

あとがきより抜粋


詩・川越 文子(かわごえ ふみこ)
1948年 岡山県に生まれる。
1987年〜1995年 永瀬清子詩誌「黄薔薇」同人。
日本現代詩人会会員。日本児童文芸家協会会員。
詩集『生まれる』(編集工房ノア)、『ぼくの一歩ふしぎだね』(銀の鈴社)、『うつくしい部屋』(思潮社)、『魔法のことば』(銀の鈴社)、『ときが風に乗って』(思潮社)。
童話に、『坂道は風の通り道』(くもん出版)、『モモタとおとぼけゴンベエ』(国土社)、『かこちゃん』、『お母さんの返信宣言』、『ジュウベエとあたし犯人を追う』、『ジュウベエと幽霊とおばあちゃん』(4冊ともに文研出版)、などがある。2014年聖良寛文学賞受賞。

絵・福田 岩緒(ふくだ いわお)
1950年 岡山県に生まれる。
作品に、『モモタとおとぼけゴンベエ』(国土社)、『ママはしらないの?』(光村教育図書)、『しゅくだいさかあがり』(PHP研究所)、などがある。