父とふたりのローマ
私の心の中に住み着いた少年 児童文学作家 日野多香子
ごく若いころから私はイタリアが好きでした。その古い歴史、政治家、素晴らしい文化遺産を残してくれたダ・ヴィンチやミケランジェロをはじめとする芸術家たち、歴史ある建造物の数々。・・・現代も古い建物の間を現代的な車が走っています。
下町と呼ばれるあたりからは、飾らないおばちゃんたちの歯切れのいい早口の言葉が聞こえてきます。
そんな私の心の中に一人の少年が住み着いたのはいつの頃だったでしょうか?少年は育ち一人歩きをはじめ、やがて、ローマで父と出会います。それがこの物語です。
ー跋文より抜粋ー
◆もくじ◆
第1章 初めてのひとり旅
第2章 父が消えた
第3章 ふたりの朝
第4章 父の姿
第5章 マーガレットの花束
第6章 朝の広場
第7章 ステファーノさんの味
第8章 ある物語
第9章 鐘楼の上
第10章 さようなら、ローマ
あとがき
日野多香子(ひの たかこ)
児童文学作家。
東京都出身。
著書、『闇と光の中』(理論社)で第10回日本児童文学社協会新人賞、『ふるさとの山河を歌の心に』(PHP研究所)で第36回サンケイ児童出版文化賞推薦をうけた。
なお、2017年には、日本児童文芸家協会より、児童文化功労賞を受賞。
著書は、他に『つばさのかけら』(講談社)、『樋口一葉ものがたり』(銀の鈴社)、『七本の焼けイチョウ』(くもん出版)、『羅生門』(金の星社)が多数。
他に娘への医療ミスを扱った『大事な医療ミスを失って』(銀の鈴社)がある。
現在、桜美林大学アカデミーで児童文学の講座を担当している。
内田新哉(うちだ しんや)
熊本県生まれ。
愛知教育大学美術科卒業。
麦わら帽子で九州の夏を過ごす。中学で放浪を始め国内、シルクロード、アメリカ、欧州等さすらううち絵を志す。
月間「詩とメルヘン」でデビュー、西オーストラリアのパースに移住し3年過ごす。
画集の出版、挿絵、インテリア版画を描き年に一度のペースで個展をする。
愛犬ココアと暮らしながら世界各国を旅している。
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