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カリヨンを聞くふたり〜ゆれ動くアラフォーの心〜 200516

2,200円(本体2,000円、税200円)

定価 2,200円(本体2,000円、税200円)

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ゆれ動くアラフォーの心
銀鈴叢書 
発行:2016/09/10
著者:永尾和子 
画家:design_kazu
判型:四六  ページ数:128
出版元:銀の鈴社
978-4-87786-516-0 C0093


◆もくじ◆
・登場人物の紹介 ・紀子の事情 ・母の温もりを感じたくて ・ホームステイの思い出 ・同僚、美沙 ・お月様の中の祖母 ・三谷との再会 ・真希の事情 ・エレン英会話 ・旅立ちの一歩 ・ブリストルでの再会 ・パオラとイングランドの旅へ ・ブルージュを歩くと ・幸せ探し ・これから・・・ ・繋がる想い ・紀子、そして大好きな町「ベルマ」

【内容】
英語教材会社の社員として、順調にキャリアを積んできた主人公の紀子は、43歳の誕生日を前に、
ふと立ち止まって人生のゆくえを考える。
最愛の家族の突然の死が続き、精神のバランスを欠いてしまった母の、突然の自死。
そして、偶然再会した男性・三谷への複雑な想い。
心に迷いと傷を抱えながらも前へ進む決意をし、留学のため向かったイギリスの小さな町コッツ
ウォルズ、ストラトフォード・アポン・エイボンや、ベルギーのブルージュなどの美しい
風景や人々が、紀子をやさしく包み込むように支え、新しい一歩へと導いてゆく。


教会の庭は葉っぱの落ちた木々の間に元気いっぱいの水仙の花があちらこちらに咲いて、神聖な場所を品良く和らげていた。
十五世紀そのまま修道服姿の修道女が二人、立ち止まって話している。
紀子は中学生の時、憧れの英語の先生を突如見かけなくなって、しばらくして修道女になったことを知り衝撃を受けたことを思い出していた。
十年前、小夜子がカメラを構えた場所を紀子を見つけてかけよった。
そこはペギン修道院に沿って流れる運河にかかる橋の下で、数羽の白鳥親子が泳いでいた。(本文より)


永尾和子
1940年 福岡生まれ
1958年 福岡県立築上西高卒業
1961年 八幡製鉄所病院高等看護学院卒業
1968年 玉川大学文学部教育学科(通信教育)修了
1969年〜1971年 千葉県柏市立小学校教員
1973年〜2013年 ネイティブと英会話教室を始める。アメリカ、カナダ、オーストラリアへの留学生のサポート、引率に関わる。
2012年〜 高橋うらら講師「童話&エッセイ教室」で受講中

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