太陽の指環 200223
◆もくじ◆
序詞 太陽の指輪
第一章 うかぶ地球
・うかぶ地球 ・水平線 ・Kiss ・ドリブル ・ロケットにのせて ・ちきゅうのじしゃく ・みあげて ・あまおと ・あめあがり ・かげ ・みずうみにはるがきた ・青銅器 ・マンモスフルート ・谷時計店 ・かわ ・つりばし ・橋のうえから ・噴水 ・月夜
第二章 約束
・約束 ・声 ・「あ」の声 ・ごはん ・おひるね ・かがやき ・おとうちゃんのそら ・ふるさとに えがおの花がさくよに ・はじまり ・秋の片隅で ・あき ・まっしろなノートを ・ぶどう ・しずかに しずかに ・りんごの木 ・すいせん ・ねこじゃらし ・すすき ・きのねっこ
あとがき
“詩は、流れ去るばかりの、姿を持たない日常をとめておく杭です”と表現した詩人・井上良子さんの言葉が印象的でした。
詩人の杭、は心に深く打ち込んでドキッとさせられる時もあれば、通り過ぎてしまいそうな自分をふと立ち止まらせる目印のような時もあります。
本詩集に収載された39篇は選び抜かれた作品と思いますが、もっともっと井上さんの作品を読んでさまざまな杭を感じてみたくなりました。
***
ひらがなが多くて、難しい言葉を使っていない少年詩。
けれども、そこに広がっている世界は果てしなく澄んだ深い世界です。
子どもは子どもなりに。
大人は大人として。
その人の経験と感性で、様々に感じとれる詩集です。
表題の「太陽の指環」は、序詩。
今年の5月21日の金冠日蝕。
太古からつづく自然の営みをうけて、タイトルが決まりました。
銅版画の繊細な線が、詩人の震える琴線と響き合う、透き通った詩集。
きっと貴方の宝物になるでしょう。 西野真由美
きのねっこ
井上良子
ちきゅうをつかんだ おおきな手
きのねっこ
おしりをのせて みきにもたれて
しんこきゅう
きのうのこと あしたのこと
わすれてすわる
みあげるえだは
あおいそらに
ねっこの思い 伝えようとしている
おすすめ商品
-
【詩集】生きているってふしぎだな
1,980円(本体1,800円、税180円)
-
双子座物語(ふたござ)
1,282円(本体1,165円、税117円)
-
【絵本】てんじんさま
1,650円(本体1,500円、税150円)
-
【詩集】まぜごはん
1,320円(本体1,200円、税120円)
-
なまこのぽんぽん
1,760円(本体1,600円、税160円)
-
絵巻 万葉ものがたり Emaki Manyo Monogatari with English translations
3,080円(本体2,800円、税280円)
-
そして
1,760円(本体1,600円、税160円)