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ようたとからあげくん

1,320円(本体1,200円、税120円)

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ようたとからあげくん
発行日:2022年4月27日
著者:松崎泰子
画家:有賀 忍
出版社:銀の鈴社
判型: 四六
ページ数:40
ISBN:978-4-86618-130-1 C8793


子どもたちに大人気のからあげなのに、ようたはどうして残しちゃうんだろう?
栄養たっぷりの美味しいものを、しっかりよく噛んで食べ、すくすくと育ってほしい。
食べることは、命をいただくこと。
いただいた命の分も健やかにという願いを込めて届けます。

松崎 泰子(まつざき やすこ)・作
短大を卒業後、保育園に就職する。
日本児童文芸佐賀サークル「ひしのみ」童話会所属
日本児童文芸家協会会員 日本児童ペンクラブ会員 福岡県在住
作品「やさいばたけはおおさわぎ」(銀の鈴社)、「なおちゃんとルー」(日本児童ペンクラブ新人賞佳作)

有賀 忍(ありが しのぶ)・絵
板絵画家/絵本作家。現代童画会常任委員。日本児童出版美術家連盟名誉会員。相模女子大学特任・客員教授、江戸川大学客員教授を歴任。
信州で幼少期を過ごす。板を彫り描く「板絵」を制作。イルフ童画館、駒ヶ根高原美術館等、岡谷、東京、神戸、明石、松山にて個展。画集『有賀忍作品集』(日貿出版社)、板絵による総本『ほしのよる』(サンパウロ)がある。
他には『こんなこいるかな』(日本図書センター)、『YELLOW HAT』(英Child Play社 他5ヵ国)、『おとうさんのやくそく』(メイト)、『やさいばたけはおおさわぎ』、『心のさんぽ』(ともに銀の鈴社)等多数。


<新刊モニター感想>
大好きな唐揚げでも、そのお肉がかたかったら、子どもたちはイヤがります。
けれど、そのかたいお肉は、のびのびと育ったニワトリだからこその元気印。
そんな種明かしが、押しつけがましい嫌味に感じないのは、はつらつとしたようたくんと、レモンをベレー帽のようにちょこんとかぶったからあげくんのおかげかな。
からあげも命をいただくんだという作者の願いもスッと入ってきて、子どもたちと一緒に考えられるお話です。
孫たちと、ゆっくり読みたい本ですね。
(60代・女性)

<あとがき>
 私が小さい頃、家では山羊や鶏を飼っていました。中でも、卵を産んでくれる鶏を大事にしていました。
 何かお祝い事があると、年をとった鶏を、みんなで「ありがとう」といって食べていました。その時の鶏のお肉が固かった事を思い出します。当時はめったに食べられないご馳走でした。
 ですから、鳥インフルエンザのニュースを見るたびに、殺処分される鶏達のことを思い、悲しくなります。
 どこかで、ウイルスに負けない鶏が現れてくれるといいなとも思います。

 昔と現在とでは、環境も生活も随分変わりました。食事の内容も食べ方も変わりました。でも、変えてはいけないものもあると思います。
 私は子どもたちに、食事の楽しさや大切さを知ってほしいと思います。
 そしてこの思いを伝えられたらいいなと思っています。

 命は、一人に一つしかありません。
人間だけではなく、自然界や地球も命を育んでいます。
 命を大切に守っていきたいと思っています。
 有賀先生は、そんな私の思いを、可愛くて元気になる絵で表現し、サポートしてくださいました。
 有賀先生には、前作の『やさいばたけはおおさわぎ』でも大変お世話になりました。
 そして、今回の挿絵も快く引け受けてくださって感謝しています。
 有賀先生やこの本に携わってくださった関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
松崎泰子

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